エレキベースを知ろう 「プレベ」「 ジャズベ」「スティングレイ」編 

プレベのヘッド
起源にして頂点 プレベ:プレシジョンベース

またフレットが打たれることによって正確な音程での演奏が行いやすくなったこと、コントラバスと比べネック交換などトラブル時の修繕性が高いことなど、さまざまなメリットを背景にエレキベースは急速に広まっていくこととなります。

ネック寄りに一機のピックアップ、コントロールもボリュームとトーンのみ。
そんな一見不器用とも取れる潔さで’プレベは漢気’と評価されることもありますが、あくまでそれはプレベの一部を切り取ったステレオタイプ的な見方であり、実際は非常に繊細かつ奥の深い楽器です。
ベースはアンサンブルでの混ざり具合が非常に大切な楽器なのですが、このシンプルな機構により音域のレンジがジャズベに比べて狭いため、他の楽器の音をマスキングすることが少なく、存在感のある中低域を提供することができます。

私も長らくジャズベを弾いていましたが、最近は上記の理由によりプレベを持っていくことが非常に増えました。
何より弾き方での振れ幅がとっても大きいので、捉え方によってはシビアな楽器かもしれませんが気持ちよく鳴らせた時の感動は大きいでしょう。

起源にして頂点のプレシジョンベース、最高です!

【プレベの代表的なプレイヤー】
ジェームス・ジェマーソン
ピノ・パラディーノ
スティング
細野晴臣など…

THE・王道 ジャズベ:ジャズベース
個性的なサウンド スティングレイ:ミュージックマン
エレキベースの生みの親 レオ・フェンダー

今なお形を変えずに世界中で愛されているエレキベース。
代表的な3つのモデルをざっくりと紹介しましたが、そのどれもがレオ・フェンダーさんが開発に関わっているんですね。
誕生から約70年。
世界中で圧倒的なシェア率を誇るフェンダー社とレオさんの功績には頭が上がりません!

時代の流れと共に進化し続けてきたエレキベースの歴史のあらすじを紹介してみました。
次回はここから更にマニアックな部分をご紹介するかもしれません、、お楽しみに…!


文・舞野州